北原 ルミ 准教授

KITAHARA Rumi
Eメール: kitahara@kinjo-u.ac.jp
学位: 文学修士,DEA
専門分野: フランス文学 20世紀フランス小説
研究課題: 両大戦間のカトリック文学(宗教・政治・文学の関わり)
ジョルジュ・ベルナノス ジュリアン・グリーン
所属学会: 日本フランス語フランス文学会 関西フランス史研究会 近代社会史研究会

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北原ゼミ

2010年度

1年ゼミ 北原ルミ
文学好きの人向けのゼミ。作品を読みつつレポートの書き方を学ぶ。やや古めの外国の短編小説を取り上げる。読みにくさもある翻訳の文章に挑戦し、フランス、イギリス、ドイツ、アメリカ、中国などの小説を通して、様々な文化に触れる。
作品を次々に読み、あらすじ要約やテーマについての仮説を次々書き、他の学生の書いたものを皆で検討する。しだいに「深く読む」練習を重ねる。
後期は、自分でテーマを設定した本格的レポートを仕上げていく。

2009年度のゼミ論題目
・派遣労働者は負け組みなのか ~『池袋ウェストゲートパーク』からみる日 雇い派遣労働者の実態~
・近くて遠い国から近くて近い国へ ~日本の韓流からみえた、日韓のこれから~
・買い物中毒 ~買い物依存症と女性~
・輝かしい栄光の裏側 ~ココ・シャネルの知られざる過去~
・江國香織作品はなぜ共感できるのか
・映画『猟奇的な彼女』からみる韓国社会の女性観

3年ゼミ フランス語フランス文化
ジャンヌ・ダルクは、死後600年後にフランスの国民的ヒロインとなり、カトリックの聖女にまでのぼりつめた人物であるが、そのジャンヌ・ダルクを主人公として面白おかしく詩に歌い上げたのが、18世紀を代表する啓蒙思想主義者ヴォルテールだった。この詩には、ジャンヌに恋する翼の生えたロバだの、両性具有の化け物だのが登場し、地獄の宴会やら、天国での歌合戦やらの場面が繰り広げられ、笑いどころ満載であるが、「ジャンヌを汚すトンデモ作品」として、この200年間フランスではタブー視され、忘れ去られていた。この、知る人ぞ知る問題作、ヴォルテールの喜劇的英雄詩『オルレアンの処女』をとりあげ、フランス語の原文を読み進むことで、フランス文化におけるカトリックの伝統と啓蒙主義とのせめぎあいを考える。フランス語力および教養力を高めることを目的としたゼミ。